2021年8月31日火曜日

蛙に関して

 本日は「蛙」という漢字を用いた苗字に関してです。

以前に4種類だと書きましたが、そのうち「蛙間」は「蛭間(ひるま)」の誤記だとの結論になりましたので、残り3種類です。


ちなみに「蝦草」で「えびくさ」もしくは「かえるくさ」と読む苗字があり、これはどちらも確認できています。

「蛙草」という苗字はありません。


「蛙」という漢字を用いた苗字で最多は「蛙石」です。

といってもウェブの「写録宝夢巣」で全国に11件のみです。

これは「かわずいし」と読みます。

https://www.facebook.com/fumiya.kawazuishi


「実在苗字(名字)辞典」では「びきいし」という読みも出ていましたが、確認できませんでした。


次に「蛙前」。

こちらは全国で広島県に4件のみ。

「かわずまえ」と読みます。

下記は福島県の方です。

https://221616.com/shop/fukushima/iwakishi/G00929/staff/2947/


最後に「蛙田」は「かえだ」のようです。

全国に9件。

徳島県と福岡県に3件ずつ。

http://www.city.nakama.lg.jp/gyose/gikai/kaeda.html


「実在苗字(名字)辞典」では「かえるだ」という読みも載っていたのですが、本名と思われる方を見つけられませんでした。


以上です。

「蛙田」で「かえるだ」もしくは「かえるた」はあるのかもしれませんが、確認できるまでは載せません。

「蛙」という漢字を用いた苗字は3種類しかなく、そのうち2種は「かわず」で、残りのひとつは「かえ」と読むようです。

すなわち「蛙」で「かえる」と読む苗字はないようで、代わりに「蝦」で「かえる」と読む苗字があるという結論になりました。



2021年8月30日月曜日

蛙間に関して、幽霊苗字かも?

 「蛙間」は、「実在苗字(名字)辞典」によると埼玉県さいたま市で「ひ」の欄にあったとあります。

「住所でポン!」では2000年版で埼玉県浦和市と神奈川県川崎市に1件ずつ。

2007年版と2012年版ではヒットしませんでした。

「平成名前辞典」でもヒットしましたが、フルネームで検索するとおそらく「蛭間」の誤記のようでした。

「住所でポン!」でヒットする2名の方もそれぞれ「蛙間」では見つからないものの、「蛭間」に変えると見つかります。

(たまたまファーストネームが合致しているだけかもしれませんが)


まあ、「蛙間」で「ひるま」と読む苗字があると考えるよりは、「蛭間」の誤記であるとした方が普通でしょうね。

幽霊苗字だと思います。

2021年8月29日日曜日

蝦草に関して

 「蝦草」は、ウェブの「写録宝夢巣」で全国に石川県で4件のみ。

「実在苗字(名字)辞典」では「えびくさ>かえるくさ」となっていました。


「かえるくさ」は下記の方。

東京都と大阪府にある会社の方のようですね。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe/77/4/77_4_372/_pdf


「えびくさ」は下記の方。

こちらは石川県の方でした。

http://ladykaga.me/Ladies/ladiesDetail.php?76

http://ishikawa.japanbasketball.jp/junior/info/h30/all_kaga_guide02.pdf


「蛙」という感じを用いた苗字もかなり稀少なのですが、「蝦」で「かえる」とい読むのもすごいなと思います。

2021年8月28日土曜日

蛯寿に関して

 「蛯寿」は、ウェブの「写録宝夢巣」で全国に1件のみ。

宮城県でした。

「平成名前辞典」でもヒットするので実在は確かだと思いますが、読みが確定できませんでした。

旧字体の「蛯壽」を発見しました。

この方も宮城県出身なので、紙の電話帳で「蛯寿」となっている方が戸籍上は「蛯壽」なのでしょう。

読み方も「えびす」で良いようです。

https://www.facebook.com/tomoka.ebisu


「蛯壽」は併記扱いですが、新規です。

2021年8月27日金曜日

鰕に関して

 「鰕」は「えび」と読むJIS第2水準の漢字です。


”エビ”は「海老」と書くことが普通だと思いますが、wikipediaによると他に「蝦」や「魵」と書くこともあるようです。

「海老」という漢字が入った苗字は約40種類。

「蝦」という漢字が入った苗字は約10種類。

「魵」はJIS第3水準の漢字で、「魵沢(魵澤)」のみ。


他に「蛯」も「えび」と読みます。

これも”エビ”のことなんでしょうね。
「蛯」という漢字が入った苗字も約10種類。


そして今回の「鰕」。

これも”エビ”を意味する漢字なのでしょう。

異体字となってはいないので、全て分けます。

(「鴉」と「烏」の関係のようなものだと思います)


「鰕」を用いた苗字は4種類。

「鰕原」、「鰕名」、「鰕沢(鰕澤)」、「鰕西」です。

実在は全て確認できました。

「鰕西」だけ読みが確定できなかったのですが、全国で1件のみなので仕方がないでしょう。

「実在苗字(名字)辞典」によると、群馬県の電話帳で「江畑」と「海老沼」の間にあったそうです。

2021年8月26日木曜日

厳嶋に関して

 「厳島」は苗字としても「いつくしま」と読みます。

本来なら難読なのでしょうが、広島県の”厳島”があるので読めてしまいますね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%B3%E5%B3%B6


ウェブの「写録宝夢巣」では全国に15件。

広島県はゼロで、滋賀県で8件でした。

旧字体を用いた「嚴島」もあります。

https://www.facebook.com/ken.doggies


よく似た苗字として「厳嶋」があります。

こちらも「いつくしま」と読みます。

こちらは全国で京都府に4件のみ。

旧字体を用いた「嚴嶋」が見つかりました。

https://www.facebook.com/hisae.itsukushima


「嚴嶋」は併記扱いですが、新規の苗字です。


2021年8月25日水曜日

稲墻に関して

 「稲墻」は「いながき」と読みます。

「墻」はJIS第2水準ですが、異体字として「牆」もあります。

「牆」もJIS第2水準です。


 「稲墻」は下記の方など。

https://forbesjapan.com/author/detail/1013

https://bizzine.jp/person/detail/650


「稲牆」を発見しました。

新規の苗字です。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100043348773601


2021年8月24日火曜日

石過に関して

 「石過」はウェブの「写録宝夢巣」で全国に15件。

石川県で10件でした。

「実在苗字(名字)辞典」では「いしっか>いしか(せっか)」となっていました。


「せっか」は下記の方。

https://research-er.jp/researchers/view/664032

https://www.facebook.com/taka.sekka


「いしっか」や「いしか」は下記の方々。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100004392311876

https://www.facebook.com/yuki.ishika.5

http://www.jga.or.jp/jga/jsp/players/profile_28826.html

http://www.oaaa.jp/cyutairen/2016/160702_03_tsushinSlist.pdf


数も少ないし、「いしっか」は「いしか」にまとめて良いかなと思います。

2021年8月23日月曜日

伊宝に関して

 「伊宝」は「いほう」と読みます。

ウェブの「写録宝夢巣」で15件。

茨城県に8件と鹿児島県に5件。


「実在苗字(名字)辞典」ではカッコつきで「伊寶」が載っていました。

「伊寶」は下記の方など。

https://www.facebook.com/mika.iho


それとは別に「伊寳」を発見しました。

新規の苗字です。

https://www.facebook.com/keigo.iho

2021年8月22日日曜日

栄家に関して

「栄家」は「えいか」と読みます。

下記の方など。

https://unisonas.com/detail/detail_kanagawa.php?pg=54390 


旧字体を用いた「榮家」を発見しました。

新規の苗字です。

https://school.japandesign.ne.jp/geidai/sotsuten/12/02.html

2021年8月21日土曜日

栄花に関して

 「栄花」は「実在苗字(名字)辞典」で「えいが>えいか」となっています。


「栄花」だとファーストネームばかりがヒットしまいますが、旧字体を用いた「榮花」が見つかりました。

新規の苗字です。

https://www.facebook.com/takeo.eiga

2021年8月20日金曜日

円明と圓明に関して

 「円」と「圓」は新字体と旧字体の関係にあります。

形が全く異なるので、これを異体字としてまとめて良いのか疑問があるのですが、いまのところはまとめてしまっています。

「円明」はウェブの「写録宝夢巣」で全国に17件。

「圓明」は全国に3件。


facebookで見ると「圓明」の方が多いですね。

https://www.facebook.com/koji.emmyo

https://www.facebook.com/sakura.enmei

https://www.facebook.com/hirofumi.enmei


「圓明」の居住地はやはりウェブの「写録宝夢巣」で見つかる地域と重なりますね。

要するに紙の電話帳に「円明」となっていても実際には「圓明」と名乗っているというわけですね。

「えんみょう」という読みは少ないですね。

2021年8月19日木曜日

靭尾に関して

 「靭」は「うつぼ」ですね。

JIS第1水準の漢字です。

異体字として「靱」があり、こちらはJIS第2水準です。


この漢字を用いた苗字としては一字姓である「靭(うつぼ)」が最多で、次に「靭江(うつぼえ)」、「靭矢(うつぼや)」が続きます。

これらはいずれも「靱」でも見つかります。


今回の本題である「靭尾」ですが、これは「ゆきお」と読みます。

ウェブの「写録宝夢巣」で全国に2件。

大阪府と島根県に1件ずつでした。

ただ、これも正しくは「靱尾」のようですね。

https://beauty.hotpepper.jp/slnH000313533/stylist/T000295780/

https://www.facebook.com/profile.php?id=100015084404050


「靱尾」はウェブの「写録宝夢巣」で神奈川県に1件だけありましたが、「実在苗字(名字)辞典」には載っていませんでした。

珍しいことですね。


「靭負」という苗字もあります。

全国に3件。

兵庫県に2件。

読み方は「ゆきえ」のようですが、こちらも「靱負」が正しいようです。

これは新規の苗字になります。

https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000020113491/

https://www.bunkyo.ac.jp/faculty/seikatsu/kenkyuuin/

2021年8月18日水曜日

庵崎に関して

 「庵崎」は「実在苗字(名字)辞典」で「あんざき・いおさき>いおりざき」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」で全国に12件。

千葉県と愛媛県に3件ずつ。

大分県+宮崎県に2+2=4件でした。


まず、「あんざき」から。

facebookの方は愛媛県出身となっています。

https://www.facebook.com/ryo.anzaki.9

https://www.nn-techinfo.jp/NNTD/files/0263/0263_1104.pdf


次に「いおさき」。

おそらくふたりとも関東地方在住。

https://www.townnews.co.jp/0501/2011/04/01/100546.html

https://ci.nii.ac.jp/naid/10002669836


最後に「いおりざき」。

ふたりとも九州地方出身だと思います。

https://www.facebook.com/yuki.iorizaki

https://www.facebook.com/profile.php?id=100009639420274


いずれの読みも実在を確かめられました。

全国で12件しかないし、「いおりざき」が少ないというわけでもないと思います。


2021年8月17日火曜日

浅内に関して

 「浅内」は「実在苗字(名字)辞典」で「あさない>あさうち」となっていました。


「あさない」は下記の方など。

https://www.facebook.com/maki.asanai

https://www.facebook.com/kahoasanai


下記で旧字体を用いた「淺内」さんを発見しました。

新規の苗字です。

こちらは「あさうち」と読むようです。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100007795037901

https://m.facebook.com/people/Makiko-Asauchi/100007795037901/


「浅内」はウェブの「写録宝夢巣」で全国に15件。

最多は岩手県の7件。

「あさうち」は少ない読みだと思いますが、1割あるかどうか?

2021年8月16日月曜日

遠北に関して

 「遠北」は、ウェブの「写録宝夢巣」で全国に14件。

広島県に6件、和歌山県に4件、富山県に2件でした。

「遠」も「北」も苗字として用いられてそれほど違和感のある漢字ではないので、こんなに少ないというのは驚きました。

「実在苗字(名字)辞典」によると読み方は「あちきた★≫えんほく・えんきた(とおきた)」となっていました。

「★」は難読を表すマークです。

栃木県に「遠北(あちきた)」という地名があるみたいですね。

https://www.mapion.co.jp/phonebook/M13007/09208/ILSP0060888022_ipclm/

https://www.facebook.com/toru.enkita

https://www.facebook.com/thuyoshi.enkita

http://www.nankai.co.jp/company/officer.html?media=pc

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E5%8C%97%E5%85%89%E5%BD%A6

「えんほく」と「とおきた」は見つかりませんでした。

念のために「とおほく」も探しましたが見つかりませんでした。

「とお」ではなく「とう」でも探しましたが同じでした。


「あちきた」と名乗っている方で、明らかに本名だろうというのはひとりだけでしたが、間違いなさそうです。

和歌山県出身でした。

「えんきた」はふたりとも広島県出身でした。

広島県の6件が全て「えんきた」ならば半数近くが「えんきた」なのかなとは思います。

2021年8月15日日曜日

穴太と穴生に関して

 「穴太」は、ウェブの「写録宝夢巣」で全国に14件。

最多は石川県で6件。

「穴生」も全国で14件。

北海道が5件で徳島県が3件。


読み方は「実在苗字(名字)辞典」によると「穴太」は「あのう★>あなた」で、「穴生」は「あのう・あなお・あなぶ」となっていました。

wikipediaによると、「穴太」で「あのう」という言葉があるようです。

知りませんでした。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%B4%E5%A4%AA%E8%A1%86


「穴太」は「あのう」も「あなた」もありますね。

「穴田」は「あなだ」と濁点がつくのに、なぜ「穴太」は「あなた」しかないのか不思議です。

http://www2.ocw.titech.ac.jp/index.php?module=General&action=StaffInfo&id=17001&tab=2&lang=JA&rsort=ranking

https://www.facebook.com/takashi.ano.1

https://strmech.kuciv.kyoto-u.ac.jp/graduate.html

https://www.facebook.com/hiroki.anata


対して「穴生」は「あのう」と「あなお」が見つかりました。

「あなぶ」は見つかりませんでした。

北海道は「あのう」で、「あなお」は大阪府にありました。

https://www.facebook.com/rin.anou.7

https://www.facebook.com/ren.anoh.3

https://www.facebook.com/masahiro.anao

https://unisonas.com/detail/detail_osaka.php?pg=10713

2021年8月14日土曜日

打田内に関して

 「打田内」は、ウェブの「写録宝夢巣」で全国に14件。

岩手県に7件で、北海道に4件でした。


よく似た苗字で「上打田内」もあり、これは「かみうったない」と読みます。

こちらも岩手県に多い苗字です。

岩手県に「打田内」という地名があり、これは「うったない」と読みます。


「実在苗字(名字)辞典」では 「打田内」は「うったない★・うたない(うちたない)」となっていました。

「★」は難読を表すマークです。

「うちたない」は見つけられませんでした。


「うったない」と「うたない」は下記です。

http://choujikantouseki13th.kenkyuukai.jp/images/sys%5Cinformation%5C20171030110622-5315464BD3F4A48465A5644E68A5BF96424B7ABEFBBC816E54F08A952D72F6F3.pdf

https://www.tr.yamagata-u.ac.jp/~nkaku/topics%202010.html

https://www.facebook.com/haruna.utanai

https://www.facebook.com/yuko.uttanai


「うったない」も「うたない」もありそうですが、「うったない」の方が多いですね。

分ける意味はないと思いますので、「うったない」だけにしておきます。

2021年8月13日金曜日

鮱名に関して

 「蛯」であればJIS第2水準で、「えび」と読みます。


「鮱」はどうでしょうか?

ぱっと見は簡単な漢字なので意外でしたが、JIS第4水準でした。

「ぼら」と読むそうです。


この漢字を用いた苗字は1種類しかないようです。

「鮱名」で「えびな」と読みます。

https://www.facebook.com/yuzuha.ebina

https://www.facebook.com/rei.ebina.1


「鮱」は苗字としては「ぼら」ではなく「えび」になるんですね。

全く別なのが面白いです。

「蛯名」からの誤記の定着でしょうか?

2021年8月12日木曜日

中仁谷と仲仁谷に関して

 「実在苗字(名字)辞典」の更新情報で「仲仁谷」が載っていました。

ウェブの「写録宝夢巣」ではゼロですが、「なかにや」と読むそうです。

石川県の方です。

http://www.asahi.com/area/ishikawa/articles/MTW20160715180810006.html


念のため、調べてみました。

「平成名前辞典」でもヒットしました。


「なかにや」と読む苗字としては他に「中仁谷」があります。

こちらは「写録宝夢巣」で全国に4件。

広島県で3件、石川県で1件。

ちなみに石川県の方をフルネームで検索したところ、下記のページにあたりました。

https://www.okuyami-info.com/2021/05/01/2021-5-2%E7%9F%B3%E5%B7%9D-%E3%81%8A%E6%82%94%E3%82%84%E3%81%BF%E6%83%85%E5%A0%B1/


要するに「写録宝夢巣」や「住所でポン!」でヒットする「中仁谷」は誤記で、正しくは「仲仁谷」だということです。

「住所でポン!」でヒットする方は亡くなったようですが、他にも見つかっているので「仲仁谷」は現存する苗字と考えて良いでしょう。


それでは「中仁谷」は実在するのか?

「平成名前辞典」ではヒットしませんでした。

https://www.bellmark.or.jp/pta/30000921/

https://www.facebook.com/profile.php?id=100002049442555

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/i.recruit-samuel.ed.jp/wp-content/uploads/2019/06/10110340/%E3%80%90%E6%9D%B1%E5%BA%83%E5%B3%B6%E5%B8%82%E3%80%91%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E4%BF%83%E9%80%B2%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E6%A1%88%E5%86%85.pdf


やはり石川県でも「中仁谷」が見つかりました。

ただ、「写録宝夢巣」で見つかる方は輪島市ですが、上記の方は金沢市です。


広島県の方は確かに「中仁谷」となっていますね。

読み方は「なかにや」で良いようです。


おそらく広島県は「中仁谷」で、石川県が「仲仁谷」なのでしょう。

ただし、石川県には「中仁谷」があるかもしれません。

2021年8月11日水曜日

楸に関して

 「楸」はJIS第2水準の漢字です。

訓読みで「ひさぎ」と読むそうです。


「楸」という一字姓があり、ウェブの「写録宝夢巣」では全国に11件。

最多は島根県の5件でした。

「ひさき」となっている方もいましたが、「ひさぎ」が多そうです。

https://www.facebook.com/masaaki.hisagi

https://www.facebook.com/taisuke.hisagi

https://www.facebook.com/yuusaku.hisaki


「楸原」もあります。

全国で3件のみ。

読み方は「ひさきはら」です。

https://www.facebook.com/satoka.hisakihara


全国に鹿児島県志布志市に1件のみの「楸田」です。

「写録宝夢巣」では志布志市ですが、朝日新聞の記事では鹿屋市の方でした。
近隣なので、まあ良いでしょう。
読み方は「ひさきだ」だそうです。



2021年8月10日火曜日

細長に関して

 「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。


「細長」はウェブの「写録宝夢巣」ではヒットしませんが、下記の方がいるそうです。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100005868393692


友達欄にも同姓がいるので間違いないでしょう。

下記で読み方は「ほそなが」となっています。

https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000070352961/

2021年8月9日月曜日

冨岩と富岩に関して

 「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。

「冨岩」は「とみいわ」と読みます。

ウェブの「写録宝夢巣」ではヒットしませんが下記の方が出ていました。

https://www.facebook.com/kazuto.tomiiwa


自分でも探しました。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100013509245074


いずれも兵庫県尼崎市でした。

これは確かですね。


対して「富岩」は全国で長崎県に2件のみ。

こちらは見つかりませんでした。

2021年8月8日日曜日

薮渕などに関して

 「薮」はJIS第1水準で、異体字として「藪」と「籔」があります。

「藪」と「籔」はどちらもJIS第2水準なので、「薮」に併記しています。


「淵」はJIS第1水準で「渕」は第2水準なのですが、こちらに関しては分けています。

何度も書いていますが、全体で見ると「渕」の方がやや多いと思います。

http://new5g00.blogspot.com/2014/09/blog-post_6.html


もうひとつ「淵」にはJIS第2水準の「渊」という異体字もあり、これはあまりないのですが、「淵」に併記しています。


要するに可能性としては 「薮淵」、「藪淵」、「籔淵」、「薮渊」、「藪渊」、「籔渊」の6種と「薮渕」、「藪渕」、「籔渕」の3種がありえるわけです。

ただ「渊」を用いているケースはありませんでした。

ウェブの「写録宝夢巣」では「薮渕」と「籔渕」が兵庫県で1件ずつあるだけでした。

他は一切ありませんでした。

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報によると兵庫県に「籔淵」があるとなっていました。

https://www.kensetumap.com/company/396736/profile.php


これらの方は全てファーストネームが「修司」となっているので、同一人物なのでしょう。

同じ方が「藪淵」となっているページもありました。

https://www.city.sumoto.lg.jp/uploaded/attachment/1301.pdf


googleのストリートビューで見ると、いずれもはっきりと「籔渕建設(株)」と「籔淵建設(株)」と書いてありました。

facebookでも調べました。

薮渕…

https://www.facebook.com/masayuki.yabufuchi


籔淵…

https://www.facebook.com/profile.php?id=100006335940147

https://www.facebook.com/profile.php?id=100004396590939


悩ましいのですが、下記の「薮渕」さんの友達欄に「籔淵」さんがいますね。

ともに兵庫県淡路市出身となっています。

https://www.facebook.com/kazuhiro.yabufuchi


これ、戸籍上は「籔淵」か「籔渕」のどちらかのような気がするんですよね。

ただ、いくら調べても結論が出ませんでした。

ちょっと保留します。

2021年8月7日土曜日

久津沢と久津澤に関して

 「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。

「久津沢」として下記の方が出ていました。

読み方は「くつざわ」です。

http://www.hcpg.jp/hospital/%E6%9D%B1%E5%8D%97%E3%83%BB%E5%8D%97%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%82%A2/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%BF/138091


フルネームは下記なのでしょう。

https://www.j-helpdesk.jp/company-overview/


「久津澤」さんもいました。

こちらは新規の苗字になるのでしょう。

https://thought-factory.design/corporate.html


ぱっと見は全く珍しそうではありませんが、ウェブの「写録宝夢巣」ではヒットしません。

ちょっとびっくりしました。

2021年8月6日金曜日

電に関して

 久しぶりに「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。


「雷電」という苗字があり、これはウェブの「写録宝夢巣」で全国に1件のみ。

岩手県の方です。

この苗字の存在は以前から知っていたのですが、フルネーム検索して見つかる方は2010年に亡くなっているのが確認できます。

https://www.town.ichinohe.iwate.jp/material/files/group/3/h2211.pdf


「平成名前辞典」ではヒットしませんし、確実に本名と思われる方が見つかりません。

残念ながら「電」を用いた苗字はないのではないかと思っていました。

そうしたところ、「電」で「いなずま」と読む苗字が載っていました。

https://www.otera-no-jikan.com/article/6154


僧侶の方ですが、おそらく本名だと思います。

まあ、本人が名乗っているので読みは「いなずま」なんでしょうけど、ちょっとひっかかりますね。

同じような読みを持つ苗字として「稲妻」がありますが、こちらは「いなづま」としていますから。

2021年8月5日木曜日

俟に関して

 「俟」は訓読みで、「俟(ま)つ」だそうです。

「俟つ」で「期待する」とか「頼りにする」という意味を持つようです。

知りませんでした。

JIS第2水準で、この漢字をもつ苗字は4種類ありました。

最多は「俟野」で「またの」と読みます。

https://www.facebook.com/hirokazu.matano


「小俟」は「こまた」と読みます。

https://witch-vill.blog.ss-blog.jp/_pages/user/iphone/list_comments/index?name=2006-04-02-1


「月俟」は「つきまた」と読みます。

https://www.facebook.com/hiromi.tsukimata.98


「小俟」と「月俟」はいずれもウェブの「写録宝夢巣」でヒットしません。

この読みが確定できたのは非常に幸運です。


唯一、読みが異なるのが「花俟」です。

「はなまつ」です。

「俟」を「まつ」と読むのはこれだけです。

https://hanamatsudental.jp/s/content1/


全国で4件で、埼玉県で3件でした。

2021年8月4日水曜日

氏木に関して

 「氏木」は「実在苗字(名字)辞典」で「うじき」となっていました。

「日本姓氏語源辞典」でも同様でした。

苗字を扱っているサイトはいくつもあるのですが、全く無根拠に多数の読みを載せているところもあります。

「実在苗字(名字)辞典」や「日本姓氏語源辞典」はかなり良心的だと思います。


「氏木」はウェブの「写録宝夢巣」では全国に18件。

山口県が6件で、三重県が5件でした。

集中している場所が分かれているわけです。


facebookで探してみました。

https://www.facebook.com/kanae.ujiki

https://www.facebook.com/namie.ujiki


上記のふたりは山口県出身です。

名前が似ているので親族かもしれません。


著名人の「氏木(うじき)」さんです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%86%E3%81%98%E3%81%8D%E3%81%A4%E3%82%88%E3%81%97


下記に「しき」さんを発見しました。

三重県と福岡県の方です。

https://www.facebook.com/shiki.hayato

https://www.facebook.com/hiroyuki.shiki1

https://researchmap.jp/read0033607

https://researchmap.jp/read0113885


「しき」は新規の読みなのですが、ある程度の数があると思いますね。

2021年8月3日火曜日

吉氷に関して

 「吉氷」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国に9件。

神奈川県+東京都で3+2=5件です。

「実在苗字(名字)辞典」で、読み方は「よしひ」もしくは「よしい」となっていました。

このふたつの読み方の違いは些細なものであり、統一する必要があります。


二文字目に「氷」がくる苗字のうち、それを「こおり」もしくは「ごおり」と読まないものは「碓氷」と、この 「吉氷」しかないようです。

「碓氷」は「うすい」ですよね。

そう考えると、「吉氷」も「よしい」で良いかなと思います。



2021年8月2日月曜日

𥱤に関して

またJIS第4水準の漢字を用いた苗字を発見しました。 

「𥱤」です。

http://www.okayama-jmilk.jp/picture-nyusen-s2018.html

http://susaki.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/index.html


実在は確かなようですね。

「実在苗字(名字)辞典」や「日本姓氏語源辞典」によると、読み方は「いざさ」で全国に約70人。

岡山県に多いようです。

自分でも探したのですが読みが確認できるものがありませんでした。


「いざさ」もしくは「いささ」と読む苗字としては多い方から「井笹」、「井篠」、「猪笹」、「伊笹」があります。

(「猪笹」のみ実在が確認できませんでした)


「𥱤」の読み方が確定できないのですが、いずれのサイトを見ても「いざさ」になっていたので、そのまま載せておきます。

疑わしければ変更する可能性もあります。

2021年8月1日日曜日

新武に関して

 「新武」は「実在苗字(名字)辞典」で「あらたけ>にいたけ・しんぶ・しんたけ」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国に16件。

大阪府+京都府+兵庫県で6+3+3=12件。

かなり集中していますね。

それなのにこんなに読みが分かれているというのが驚きです。

facebookで見てみます。

https://www.facebook.com/yasuhiro.aratake.7

https://www.facebook.com/nobue.aratake

https://www.facebook.com/tomoko.aratake.7

https://www.facebook.com/ryousuke.aratake.7

https://www.facebook.com/yui.niitake

https://www.facebook.com/yukiko.shintake

https://www.facebook.com/shintake0711


facebook以外も見てみます。

https://www.lpga.or.jp/members/info/1003692

https://www.kensetumap.com/company/338098/profile.php

https://unisonas.com/detail/detail_osaka.php?pg=33386


「しんぶ」は見つかりませんでした。

「あらたけ」が多いのは確かだと思いますが、「にいたけ」と「しんたけ」も確認できます。